2020年10月07日
千葉県山武市にてバルコニー笠木交換を行いました。
今回は千葉県山武市にてバルコニー笠木の交換工事の様子です。
こちらのお宅では現場調査の際にバルコニー腰壁サイディングに以下の様な症状が見られました。
サイディングの一部の塗膜が剥がれ、水分を吸った様な状態です。
この様になってしまう原因は笠木同士の繋ぎ目や、外壁との取り合い部分のシーリングの劣化により雨水が内部に入り込んでしまった事が考えられます。
もしも外壁の一部がこの様に剥がれていたり、ふかふかと浮いた状態になっていた場合は上記の様に内側の問題が考えられるかもしれませんので一度業者へ相談してみることをおすすめします。
この様に隙間なく笠木が設置されてしまっていると内側に入り込んだ水分や湿気の逃げ道がありません。
内側に水分が入り込んだところで透湿防水シートが貼られているためすぐにどうにかなるわけではありませんが、溜まりこんだ水分は内部を腐食させ、更に状態が悪化することで雨漏りの原因となる事もあります。
現在お家の笠木もこの様に設置されていましたら注意が必要です。
雨漏りは屋根からする、とお考えの方もいらっしゃると思いますが、バルコニーも屋根と同じように面で雨を受ける場所です。
その為屋根と同じようにバルコニーからの雨漏りも原因としてとても多い場所なんです。
バルコニーや笠木の劣化が原因で、1階の居室に雨漏りしてしまうという事もありますので屋根同様にバルコニー部分も定期的に点検を行い、小まめなメンテナンスを心がけることで雨漏りを防ぐことができます。
こちらのお宅では今回外装のお塗り替えに合わせたタイミングで笠木の交換も行いました。
設置されていた古い笠木を撤去し、新しい笠木を設置いたしました。
この様にしっかりと隙間を確保することで腰壁内が通気されるようになり、入り込んだ湿気も外に出られるようになります。
繋ぎ目にはコーナーカバー、外壁との取り合い部分はしっかりとシーリングの処置を行い防水性も安心です。
今回は笠木交換のみでしたが、劣化の進行具合によって腰壁の交換など大掛かりな工事になる事もあります。
日ごろから建物の点検を心がけ、何事も早期発見することでメンテナンスコストも抑えられ、建物の良い状態も保つことができます。
宜しければご参考にしてみてください。
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