2022年09月02日
念願の一戸建て住宅、メンテナンスってどうすればいいの?!
念願の一戸建て住宅、メンテナンスってどうすればいいの?!
せっかく購入したマイホーム、少しでも長く快適に暮らしたいですよね。
今回は一戸建てのメンテナンスとは何をしたらいいのか、
自分で出来る事はあるのか、といった疑問にスッキリとお答えしたいと思います♪
『丈夫にしっかり建ててもらった家だし、点検もしてもらえるから
もし何か問題が見つかったら、対処すれば大丈夫。』
そうお考えの方もいらっしゃる事と思います。
住宅のメンテナンスが必要な理由を、2つお伝えします。
①「外気から住人を守る」
基本的な家の役割は、やはり最重要ポイントですよね?
雨漏りや隙間風があっては、快適な家とは言えません。
ここのポイントはズバリ「外壁と屋根」です。
これらの箇所は、雨や風、雪、紫外線だけでなく、
台風などの大きな天災からも住人を守ってくれています。
ですが常に外気に触れているという事は、
それだけダメージが蓄積しやすく劣化が激しい箇所といえます。
見た目はそれほど変わらず、経年の色褪せだけに見えても、
実は内側からじわじわと水が染みている事に気が付かず放置してしまい
そこから住宅全体に劣化が広がってしまっていた!というケースも、実は少なくありません😢
知らず知らずのうちに劣化がかなり進み、
結果的に大がかりな修繕が必要➡高額な修繕費用もかかってしまった…😨
という事にならない為にも、適切なメンテナンスを心がけたいですね。
②「資産価値の維持」
住宅の価値は例外を除き、通常は建築年数と建物の状態によって左右されます。
建築年数は仕方ありませんが、経年の間、適切なメンテナンスが行われており
状態が良好であれば、資産価値が大幅に下落することのないケースも多々あります。
メンテナンスをしっかり行うことで、資産価値の下落を予防できます。
高価な資産である自宅の寿命を、メンテナンスで出来るだけ延ばすことで毎日居心地よく暮らしたいものです。
◆キーワードは”耐水性能”◆
壁や屋根は、雨や湿気の侵入を防いでくれる大切な部分です。
木材は、室内の空気を正常に保ってくれます。
しかし長年そのまま放置の状態が続くと、
建築資材の中に湿気がたまりその機能が低下し、
ひび割れによって隙間ができてしまうと、
そこから水が浸入して内部構造がダメージを受けます。
住宅に使われている資材は、元々特別な塗装が施されて加工されています。
ですがこれらの塗装も、永久にその機能を保つ訳ではなく
経年の劣化でどうしても剥がれてきてしまいます。
塗装の状況を見極め、資材に必要な修繕を加えていく必要があります。
塗装は見た目だけでなく、防水性能にも大きな役割を持っているのです。
◆日ごろの点検を習慣に!!◆
半年~1年ごとに家の周りをぐるっと回って
各部位をチェックする癖をつけてみてはいかがでしょう。
もし万が一のトラブルが発生していた場合にも、
普段から見ていると違和感を感じたりできるので、
異常個所の早期発見につながります。
~セルフチェック項目~
①外壁の継ぎ目シーリングのひび割れが無いか
②モルタル壁にクラック(ヒビ)が無いか
③外壁に触れた際、手に白い粉がつくか
④藻やカビが発生していないか
⑤クロスの汚れや剥がれ
⑥水回りの水漏れ
普段から目にする機会が多いクロスや水回りはトラブルを発見しやすいですが、
外壁のトラブルは意識を向けないとなかなか発見しにくいものです。
壁紙は、張り替えなどのリフォームを行うまで無頓着でいるよりも
普段からササっと清掃を行うほうが、
いざリフォームを行う際も、スムーズに作業が進む場合が多いです。
雨どいやシャッターも、年数が経つにつれて劣化する箇所です。
例えば雨どいに落ち葉が詰まってしまっていて水が流れない、
シャッターが錆ついて動かなくなったしまった、
などといったトラブルを防ぐため、定期的に確認して
埃を取り除くなど清掃を行いましょう。
◆住宅メンテナンスの適切なタイミングをご紹介◆
大切な屋根や外壁は、日頃から風雨や日光にさらされているため、
どうしても傷みやすいのが特徴です。
一般的には少なくとも10年に1回はメンテナンスが必要といわれています。
では築年数によってどんなメンテナンスをすべきなのでしょうか。
~築10年程度~
塗替え塗装など、最初の大掛かりなメンテナンスが必要と言われているタイミングです。
常に外気に触れている箇所は、10年分のダメージが蓄積しています。
壁材やシーリング自体が紫外線等の影響により劣化し、剥離、色あせなどが起こり始めます。
毎日少しずつダメージを受ける事でたとえ目立った劣化には見えなくとも、このまま放置は得策ではありません。
理由は、サイディングと呼ばれる外壁材の寿命が約10年前後だからです。
(こちらのサイディングは、一般的に非常によく使われている建材です。)壁紙や床材も、劣化で変色が起こり始めます。
~築20年程度~
外壁や屋根材、内装も経年の劣化が進むだけでなく、
給湯設備、水道管、空調といった設備にも寿命を迎え始めるのが、築20年あたりです。
蛇口をひねっても水の勢いが弱かったり、
お湯の出るタイミングが遅くなったりなど不具合を感じるのは、この時期の特徴です。
外壁と屋根の塗装メンテナンスを行ったうえで、
大切なライフラインの設備の機能性も、チェックします。
今後も同じ家に住み続けられるのかを判断する、重要な時期です。
修繕すれば直るのか、取り換え工事が必要なのか、
といった設備のところもしっかりとチェックしましょう。
~築30年程度~
定期的なメンテナンスや修繕を経て、順調にこの時期を迎えた住宅でしたら、
またこのタイミングでメンテナンスを施すことでこの先も快適に暮らしていくことも可能と思われます。
ただし、これまでのメンテナンスの実行度合いによっては、
家の快適さや機能性に非常に大きな差が生まれている頃となります。
新築から30年経った家は、劣化している箇所を根本からリフォームしたり、
建て替えを行ったりするタイミングとなります。ライフスタイルの変化によっては、
生活様式や自宅の利用法なども新たに見つめ直す時期かも知れません。
ちなみに外壁と屋根のメンテナンスでは、どちらも足場を組んで作業するため、同時に行うケースが多く見られます。
外壁の塗替えでは壁材と壁材を繋ぐシーリングを打替え、塗装で建材を保護します。
屋根は継ぎ目の補修・ひび割れの修繕をして塗装を塗替えるので、防水性を高めることができます。
◆住宅の寿命は何年?耐用年数の目安とは◆
住宅の寿命や耐用年数の目安は、それぞれ作られた素材によって異なります。
木造、鉄筋、鉄骨のそれぞれの耐用年数は【法定耐用年数の基準値】や【住宅部位別の交換周期】などから目安がわかります。
~木造~
日本の一戸建ては、大半が木造です。
木造住宅の印象としては気候の変化を敏感に反映してしまい
雨漏りが起こりやすく、劣化した部分に隙間ができるなど
防水性の面からは問題も少なくありません。
そのため木造住宅の耐用年数は「30年前後」とされてきました。
メンテナンスを充分に行って来なかった場合、
30年経過したところで別の家に引っ越しするか、
根本から立て直すか、快適な居住空間への対処をする必要があります。
ですが、持ち主が自宅を定期的に点検し、欠陥部分を迅速に修繕したり、
適切なメンテナンスをしていれば、80年以上も持ちこたえることは珍しくありませんし、
劣化した設備をこまめに交換すれば、特に不快な思いをせずに快適に暮らしていけるでしょう。
気になる箇所をリフォームしたり、大規模なリノベーションを計画して長く住み続けるのも非常に素敵です。
~RC造(鉄骨・鉄筋コンクリート)~
建材が頑丈なRC造の住宅は、木造と比較すると建造から30〜90年寿命が長いとされています。
ですが、やはりメンテナンスは必要です。RC造の耐久性も絶対ではなく、経年劣化は避けられません。
たとえば、地盤が沈下したり、建付けが悪くなったりするような現象はどのような住宅でも起こります。
当然、メンテナンスを行わないまま暮らしていると、予定よりも早く寿命が来てしまう可能性が出てくることと思われます。
◆まとめ◆
今回は、適切なメンテナンスの時期や自分でできる対策、
チェックの方法などをお伝えさせていただきました。
建物自体のメンテナンスは足場を組んでの作業となりますので、
やはりプロにお任せするのが一番です。
定期的にチェックする事を習慣づけるだけでも、
きっとお家への愛着が増すのではないでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました😊
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