2020年09月02日
建物にとって実は重要？軒天井の塗り分け塗装を行いました！
本日も引き続き千葉県佐倉市S様邸の塗装工程をご紹介させて頂きます。
今回は軒天上塗装の様子です。
S様邸の軒天井は軒天と化粧垂木で塗料も使い分けをし塗装を行いました。
まずはケレン作業を行ってからぞれぞれの塗装へ進みます。
軒天部分は耐候性、耐久性などを考慮し溶剤塗料で塗装し、化粧垂木はキシラデコールという木材用の塗料を使用しました。
キシラデコールは塗膜を作らず木目を活かした自然な仕上がりになり、木の通気性も維持してくれます。
また塗料を浸透させることで木材の内側から防腐・防カビ・防虫の効果を発揮してくれる塗料です。
実は手間がかかる作業ですが、軒天、垂木それぞれに付かないように慎重に塗り分け塗装します。
■塗装前■
■塗装後■
以前より暗めの色で塗装したので引き締まった印象になりました。
シックでかっこいいです！
最近では軒の出の無いお家が増えてきましたが、軒は建物にとってもとても重要な役割を持っていることをご存じでしたか？
軒があることで雨を遮り、建物が直接雨に触れる部分を最小限にしてくれていたり、
同様に日光から外壁を守る事で外壁の劣化防止の効果もあったりします。
また日差しを遮ることで室内の温度も高温にならない様な効果もあるんですよ。
しかし軒天井は紫外線の影響を受けにくい場所ですが、逆に湿気が溜まりやすくカビなどの汚れが発生しやすい部分でもあります。
この様な場合は防カビ成分が含まれる塗料によりカビなどの汚れを防ぐことができ今後の耐久性を高めることも可能です。
外壁や屋根に比べあまり重要視されない部分ですが、劣化をそのままにしておくことで建物に悪い影響を与えてしまう事もあり、大きなトラブルとなる前に早めに適切な処置されることをおすすめします。
また症状や状態によってもメンテナンス方法は様々ですので、気になる症状がある場合には一度業者へご相談してみてください。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました！
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