2021年06月29日
八街市にてバルコニーのFRP防水再施工を行いました。
本日は八街市K様邸にて行ったFRP防水の再施工についてです。
FRPとは繊維強化プラスチックのことで、ガラス繊維などに樹脂を複合させ、強化されたプラスチックのことを言います。
このFRPは軽量で安価な上、耐久性も優れていることからバスタブや浄化槽、自動車や船などにも使われています。
強いと言っても紫外線や経年により劣化をしていく部分なのでメンテナンスは必要です。
バルコニーは屋根と同じ様に雨を直接受ける場所なので、表面のトップコートの減少や、ひび割れから防水層を傷め、雨漏りの原因となることもありますので十分に注意しましょう。
今回K様邸の防水層にも劣化症状が見られたためFRPの再施工を行いました。
■FRP防水再施工の流れ■
・下地調整
ヤスリや電動のグラインダーを使用して、古くなった塗膜を削っていきます。
・溶剤清掃
表面に残った油膜をアセトンで取り除いていきます。
・プライマー塗布
下地と防水塗料の密着を良くする為にプライマー（接着剤）を塗布します。
・ガラスマット敷き込み
ガラス繊維で出来たマットを敷いていきます。
・FRP樹脂塗布
ガラスマットの上から樹脂を流し込み固めていきます。
この時に空気が残ってしまうと膨れ等の施工不良の原因となりますので、ローラーを使って空気を抜く作業も行います。
樹脂は2回重ねて塗布します。
・トップコート塗布
表面にトップコートを塗布して乾燥したら施工完了です。
このトップコートが防水層を紫外線から保護する役割をしてくれているので、トップコートに傷みが見られ始めたらメンテナンスのサインだと思ってください。
数年に一度トップコートのお塗替えをするだけでも防水層を長持ちさせることもできます。
冒頭でもお話した通り、防水層も劣化症状を放置しておくと雨漏りに繋がる事もある場所ですので定期的なメンテナンスが必要です。
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