2020年12月11日
シーリング打ち替え工事における既存撤去作業を行いました。
こんにちは！
本日は千葉県八街市Y様邸の着工状況をご紹介させていただきます。
こちらは既存の古いシーリングを撤去した状態です。
Y様のお宅のようなサイディング外壁の場合は、主に板と板の間となる目地やサッシ廻り、軒天井との取り合い部分などに施工されているゴム状のものがシーリングです。
シーリングは盤間やサッシ廻りなどの隙間から雨水の侵入を防ぐ働きの他、地震などで建物が揺れた時には緩衝材としての役割をしてくれます。
シーリングは経年や紫外線により劣化し、伸縮性がなくなると建物の動きに追従できなくなり、ひび割れや外壁から剥がれてしまうなどの症状が現れます。
そういった部分から雨水が外壁内部へ入り込み外壁の劣化や雨漏りなど引き起こすこともあるので、定期的に打ち替えを行うことでそのようなトラブルを回避することができます。
■シーリングの打ち替え工程■
①既存シーリング撤去
②養生作業
③プライマー塗布
④新規シーリング材充填
⑤ヘラ押さえ
⑥施工完了
今回の作業は①の作業です。
内側に見える青い部分はボンドブレーカーというもので、シーリングが目地の底に接着してしまわないようにするものです。
シーリングはサイディングの側面と側面の2面接着させるように施工されており、これは建物の動きに合わせてシーリングが動けるようにするためです。
目地底に接着した状態、いわゆる3面接着になってしまうとシーリングが動けなくなり、ひび割れや破れなどが起き、シーリングが本来の役割を果たせなくなってしまうんです。
なので新しいシーリングを打ち込む際にはボンドブレーカーも設置されていることが重要です。
本日のご紹介は撤去完了までとなりましたが施工の様子は随時ご紹介させていただきますね。
建物を水から守ってくれるとっても重要なシーリングですので、ご自宅のシーリングにもし気になる症状が見られる場合にはそのままにせずに一度ご相談くださいませ。
こまめなメンテナンスを心がけることが大切な建物を長持ちさせることに繋がります。
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